2026/02/10

そして薔薇と薔薇─午後の音

ローゼースー、
ローゼースー。

ロゼシアターの昔話をすると、
この And Roses and Roses が収録された
アストラッド・ジルベルトのアルバムを、
女友達にあげたことがあった。

そのとき、

「この曲、ものすごくいいね」

と言われたのをきっかけに、
自分でも、あらためて聴くようになった。

当時は、
Once I Loved や
「瞑想」ばかり聴いていたはずなのに。

あの力の抜けた音の連なりは、
気づくと耳の奥に残っている。

自宅の午後、
少し間の抜けた時間によく合う。

彼女はエステをやっていて、
その店の昼下がりにも合いそうだ。
そんな軽い連想をしていた。

結果的に、
こちらが一曲もらったような気分になった。

ロゼシアター、
それだけの出来事であった。

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